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審査員ブログ – 個人表彰部門【第3回/2024年】(和泉審査員)

リーダーに必要なコミュニケーション力とは?
 
コールセンターは、コミュニケーション力が最大の売り物。私は長年そう思ってきました。実際、お客様対応のスキルを買われて、コミュニケーターからリーダーやSV、トレーナーへとキャリアアップする方々が大勢いると思います。
 
リーダー・オブ・ザ・イヤーは、正にこのような方々と出会える、素敵な場です。しかしながら近年、少し残念に思うことがあります。それは、候補者のコミュニケーション力に、疑問符がつく場面が多い点です。
 
まずは申請書類。ご本人の経験やスキルの他、特筆すべき成果や周囲にもたらした影響などを知る上で、とても重要な書類です。にもかかわらず、スッキリ、わかりやすく書いてある方は少数派。むしろ、だらだらと冗長な文章が多いです。読み手のことを考えず、自分の言いたいことだけを羅列した文章に、思わず「読み難いなぁ、、、」とつぶやくこともしばしば。個人賞は自薦他薦どちらもOKなので、どなたが書かれたのかはわかりません。しかし、ご本人の文章力に大きな疑問を感じてしまうのが正直な所です。
 
もう一点は、自己PR動画です。書類では窺い知ることのできない、ご本人のお人柄や魅力を知るために、とても有効なツールです。しかしながら、事前に書いた原稿を淡々と読むだけで、一度もカメラに目を向けない方が多くいらっしゃいます。中には、原稿を読む横顔だけが数分に渡って続く動画もあり、少々理解に苦しみます。リモート会議でもこんな風に振る舞っていらっしゃるのかしら?と心配になる程です。
 
書類にしてもPR動画にしても、「どうしても伝えたい!」という熱意や、理解して貰うための工夫が見られない時点で、リーダーとしての力には疑問符が芽生えてしまいます。(誤解のないようにお伝えしますが)本来、候補者の方々はこの熱意をお持ちのはずです。しかし、お客様に対して発揮できた能力が、大事な審査の場で活かされないことが残念でならないという訳です。
 
リーダークラスになれば、電話の応対力だけで勝負はできません。文章作成力やプレゼンテーション力など、包括的なコミュニケーション力が必要です。候補者の魅力やパワーがありのままに伝わるような、ハイレベルのコミュニケーション力を期待したいです。
 

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コールセンタージャパン編集部


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